シ者-nagisa-
渚「この花ね大都会のアスファルトの上に
咲いてしまったせいで沢山の人に
踏みつけられて茎が折れてしまってたの。
それでも、綺麗な花を咲かせてた。
これを見てるとね、毎日
頑張ろうって思えるんだ。」
颯「白咲さんって
東京の人じゃないですよね?」
渚「どうして?」
颯「東京の人は冷たいから。
臭いものには蓋をして
嫌悪感を抱くものには近寄らない。
それがこの街の当たり前だから。」
マッシュくんは時折
苦しそうな表情を浮かべる。