シ者-nagisa-

~渚side~


私は少しマッシュくんの心の中に
踏み込みすぎたのかもしれない。
なんとなくだけど
マッシュくんが私の事を
拒絶してるように見えたから。

こちらを決して見ないマッシュくんの
その横顔を見つめていると
風の音にも負けそうな
マッシュくんの小さな声が聞こえた。

颯「推敲って知ってますか?」

渚「すいこう?」
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