シ者-nagisa-

至「いや、失礼って‥颯の‥」

何かを言いかけた至を無視し
僕は堪らず廊下へと出た。
何故だか、至の話を
聞きたくなかったんだ。

廊下を歩く白咲さんの後ろ姿。
その表情は見えないのに
ものすごく胸が痛くなった。

愛美「先輩、今朝のお弁当
ちゃんと渡したんですか?」

渚「渡したよ。」
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