キミのイロ

先程も言ったように、私はイロが見えていない。

私の場合、事故の影響により
色覚に異常が見られた。

ただ、全然見えない...というわけでもなく
うっすらと、ぼやっとした感じで
かろうじて、イロがわかる程度だ。

...だからといって、生活に支障がでるわけではない。多少めんどうだ、と感じることはあっても、生きていけない、程ではないのだ。

私自身、こんな性格...他人や他のものに興味をあまり示さない、どうでもいいと思ってしまう性格だからこそ、別にいいと感じてしまうのかもしれない。

そんな私にはフシギなものがみえる。

それはヒトのイロだ。

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