心の声は届かない。
体裁気にして泣くことも落ち込んでるってバレないようになんでか必死に隠してた。


ほんとはため息しか出てこないし気を抜けばすぐ涙が出てきそう。


予習なんてしないでふて寝したい。


朝練なんて行かないで登校してくる彼を見ていたい。


でも私にはそんなことをする勇気はなかった。


いつものルーティーンを崩す勇気はなかった。


なんでかは分からない。


< 16 / 37 >

この作品をシェア

pagetop