あとは野となれ山となれ
「なっ…。お前、何しやがる!!」
突然の反撃に狼狽える犯人一味を横目に、私の瞳はすぅっと細くなった。
「ったく。大人しく妹を解放すれば命だけは助けてあげようかと思ったけと…。とんだゲス野郎共ね。まぁ、手加減の必要がなくなったからこっちとしては有難いけど」
指と首をボキボキならしながら近付く。
「あんた達さぁ、うちが金持ちだからこの子誘拐したんでしょ?でもね、金持ちの家ってやっぱり物騒なわけ。だから大概一家に一人用心棒がいるものなのよ」
近くに落ちていたビール瓶を拾う。
それを思い切り横の柱に叩きつけた。
妹の前に立って凶器と化した瓶を奴らに突き付ける。
「さぁ、相手してあげるわ。この子に指一本でも触れてみなさい。すぐに血祭りにあげるから!」
瓶の破片で妹が縛られている縄をぶちっと切った。その音を合図に大乱闘が始まった。
突然の反撃に狼狽える犯人一味を横目に、私の瞳はすぅっと細くなった。
「ったく。大人しく妹を解放すれば命だけは助けてあげようかと思ったけと…。とんだゲス野郎共ね。まぁ、手加減の必要がなくなったからこっちとしては有難いけど」
指と首をボキボキならしながら近付く。
「あんた達さぁ、うちが金持ちだからこの子誘拐したんでしょ?でもね、金持ちの家ってやっぱり物騒なわけ。だから大概一家に一人用心棒がいるものなのよ」
近くに落ちていたビール瓶を拾う。
それを思い切り横の柱に叩きつけた。
妹の前に立って凶器と化した瓶を奴らに突き付ける。
「さぁ、相手してあげるわ。この子に指一本でも触れてみなさい。すぐに血祭りにあげるから!」
瓶の破片で妹が縛られている縄をぶちっと切った。その音を合図に大乱闘が始まった。