王子様は重症です!
「あんの、小娘ぇぇぇぇ。白雪姫の前にあいつを何とかしないと、気がすまない!」
「何で化粧してるんですか?」
王子様は鏡の前で、化粧をしているようです。
「ふふふ。今度はおじいさんに化けてこの毒リンゴ(使用済み)を食わせて、心底後悔させてやる!!」
今使用済みと書かれていましたが、誤解のないよう訂正すると、あれは前回王子様が白雪姫に投げつけ、打ち返された物です。
「こんなことに時間使ってないで、いい加減お嫁さん探したらどうですか?」
「僕より美しい人がいればな。ま、いるわけ無いが……よし、出来た」
ハリウッドの特殊メイク並みの技術で、王子様はお爺様になってました。
すると、鏡にヒビが入ります。
「おい、何でヒビが入ってるんだ?」
「すみません。あまりに醜すぎて、鏡のメンタルが持ちません。マジおもろ!」
「割ってほしいならそう言え。すぐに叩き割ってやる」
王子様―いえお爺様は前回出会った白雪姫の家へと尋ねます。今度は木の家になってますね。
「すみません。リンゴ売りじゃがー?」
「新聞は悪いが読まないんだ。他をあたってくれ」
中からはテレビの音が聞こえます。
「違いますのじゃ。リンゴ売りじゃ」
「おれおれ詐欺に引っ掛かるのは、心理的なものだと知っているか?」
「何の話じゃぁぁぁぁ!!いいからリンゴ買えやゴラァ!!」
窓をドンドン叩くと、白雪姫が顔を出しました。
「やれやれ、近所迷惑だな。で、いくらだ?」
どうやら買ってくれるようですね。
「何と、このリンゴ。一つでたったの五千円じゃ」
くそ高いですね。ぼったくりですよ。
王子様はセレブなので、金銭感覚がずれていました。
「よし、買おう」
買っちゃうんですか。
「五千円のリンゴが不味いわけ無い。だがもし不味かったら、このリンゴを生産した農園及びこのリンゴを使った商品を販売している工場は潰すがな」
さらりと怖いですね。
「………やっぱりタダでいいのじゃ」
「そうか?ではありがたく頂こう」
白雪姫はリンゴを丸飲みしました。
「何で化粧してるんですか?」
王子様は鏡の前で、化粧をしているようです。
「ふふふ。今度はおじいさんに化けてこの毒リンゴ(使用済み)を食わせて、心底後悔させてやる!!」
今使用済みと書かれていましたが、誤解のないよう訂正すると、あれは前回王子様が白雪姫に投げつけ、打ち返された物です。
「こんなことに時間使ってないで、いい加減お嫁さん探したらどうですか?」
「僕より美しい人がいればな。ま、いるわけ無いが……よし、出来た」
ハリウッドの特殊メイク並みの技術で、王子様はお爺様になってました。
すると、鏡にヒビが入ります。
「おい、何でヒビが入ってるんだ?」
「すみません。あまりに醜すぎて、鏡のメンタルが持ちません。マジおもろ!」
「割ってほしいならそう言え。すぐに叩き割ってやる」
王子様―いえお爺様は前回出会った白雪姫の家へと尋ねます。今度は木の家になってますね。
「すみません。リンゴ売りじゃがー?」
「新聞は悪いが読まないんだ。他をあたってくれ」
中からはテレビの音が聞こえます。
「違いますのじゃ。リンゴ売りじゃ」
「おれおれ詐欺に引っ掛かるのは、心理的なものだと知っているか?」
「何の話じゃぁぁぁぁ!!いいからリンゴ買えやゴラァ!!」
窓をドンドン叩くと、白雪姫が顔を出しました。
「やれやれ、近所迷惑だな。で、いくらだ?」
どうやら買ってくれるようですね。
「何と、このリンゴ。一つでたったの五千円じゃ」
くそ高いですね。ぼったくりですよ。
王子様はセレブなので、金銭感覚がずれていました。
「よし、買おう」
買っちゃうんですか。
「五千円のリンゴが不味いわけ無い。だがもし不味かったら、このリンゴを生産した農園及びこのリンゴを使った商品を販売している工場は潰すがな」
さらりと怖いですね。
「………やっぱりタダでいいのじゃ」
「そうか?ではありがたく頂こう」
白雪姫はリンゴを丸飲みしました。