瑛一が好き (スト漫のシナリオ)【青・短編】
そして、あの日、彼に「好き」という告白を妨害された彼女は、屋上でも、体育館裏でも、グラウンドの外に植えられた木々の側でも、勿論、彼の居る教室でも、他人に見られると想って顔を隠しながら、想いっきり「素の自分」でいられる場所を探した。

だけど、限界。

彼女は声を圧し殺し、両目に溢れるモノを、ひとしづく垂らしてしまう。

それを誰かが見てた。



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