瑛一が好き (スト漫のシナリオ)【青・短編】
犯罪者は「どんな愛情に溢れた」犯罪動機であれ、それを行う以上は愛情に「愛ゆえに」と、美意識を持ち、自首せねばならない。

それを「悪の美学」と瑛一は言ってた。

遥を拐った犯人達に強い敵意を持つ瑛一は、普段知る格好良い顔ではなく、子供とは思えない、怒りに任せた鋭い眼光をしていた。

パイプオルガンの短調のイメージ。が、私に走る。子供心に瑛一が怖かった。
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