あの日見た景色
今は病院の中の手術室って書かれてある前に座って待ってる。
『お兄ちゃんごめんなさい…。』
私は謝った。
『謝らないで…。優奈は死なない…。』
『もしお姉ちゃんが死んだら私のせい…。』
お兄ちゃんは私を抱きしめた。
すると手術室の扉が開いた。
『手は尽くしたのですが…残念です…。』とお医者さんが言った。
中に入るとお姉ちゃんは冷たくなっていた。
『優奈…目を開けろよ!まだしたい事あったんだろ!』
私はお姉ちゃんが死んだ事を受け入れたくなかった。