あの日見た景色
夕日も落ちて辺りは真っ暗になった。
お姉ちゃんが『そろそろ帰ろっか!』って言ったから家に帰ることにした。
『優花、綺麗だった?』
『うん!』
みんなで話してた時いきなり私の所に車が突っ込んできた。
『優花危ない!!』
お姉ちゃんが叫んだ時
バンッと大きな音がした。
私の目の前には血だらけになったお姉ちゃんがいた。
周りの人が『誰か救急車呼んで!』など叫んでいた。
お兄ちゃんは『ケガない?』って泣きそうな顔で聞いてきて、私は頷いた。