train love*


「ごめんね!せっかく起こしてくれたのに・

 ・・ って、もしかして君も北洋!?

 ダメじゃん!乗り過ごしじゃん」



彼が話しかけてきた。


低くて落ち着いた声。

でもそこから飛び出す言葉は、とてもやん

ちゃで無邪気なモノだった。


声にさえ、惹かれていた。



「俺さ、よくやっちゃうんだよ・・・

 しょっちゅう寝過ごしちゃう。

 でも他人まきこんじゃったの初めてだわ。。

 マジ、ごめんね?てか今日どうする?

 さぼっちゃおっか?w」



呆然とする私に一生懸命はなしかけてくれる彼。


私も、ようやく状況が飲み込めてきた。



「サボり・・・ですか」



新学期早々、さぼりなんていいのかな。



なんて色々考えていると・・・



< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop