生物くんと、私。

頑なな生物くん

生物くんがあんなことを言うなんて。

想像も、できなかった。

「生物くん…」

ずっと。

知らずに傷つけてたんだろう。

「私…最低だ…」

結局ホームルームに参加することはなく。

今、始業式の真っ最中。

でも私はサボって屋上に続く階段にいる。

心をえぐられたみたい。

何もする気が起こらない。

何をしたら、生物くんがいつもの生物くんになるのか。

そればかり考えていた。

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