生物くんと、私。

小さい生物くん

そう言われて場所を移動することになった。

向かった先は生物室。

ちょっとここに来るのは、心が痛んだ。

〝ガラガラッ〟

中杉くんがドアを開けてくれて中に入る。

生物室、初めて入った…

ここからの景色は、こんなだったんだ。

「生物くん…」

気づけばボソッとつぶやいてしまった言葉を聞いて、中杉くんが柔らかく微笑む。

不覚にも、ドキッとしてしまった。

「さてと…。どこから話そうかなぁ」

真剣な顔をして話す中杉くんをみて、私も真剣に聞くため、椅子に腰かけることに。

「じゃあ、まず、僕との出会いから話そうかな」
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