ひだまり
「ご飯食べに行こう!」

誘ったのは……

四人と彼女と…………小型バスの二人。

一人は……………あのオヤジ。



あれから……ずっと考えた。

彼女が言った『上の人に相談する。』……は、あまり意味がない。

彼女が言えるとは思えないし、例え言ったとしても………効果はない。

こんな脅しで止めるなら………始めっからやってない。

アイツは…

大人しい彼女を狙ったのはもちろん。

家族の話しをして……同情を盾に何も言わせないつもりだ。

『オレや園長に話して…首になったら困る』と思い込ませ

多分……これからも彼女にするつもりだ。

自分の欲望を満たすためのセクハラを…………。

ここで止めておかなければ……また彼女は泣くことになる。

彼女との約束を守るため……

一度はあきらめた協力を……頼むことにした。

「はぁ~?
あのオヤジ…………許せん!!」

「エロオヤジはクビにしよう!」

「あぁ~っ!!腹立つ!!!!」

それぞれの反応に、苦笑いしながら………今回の作戦を話した。



このやり方は……

本当に、不本意だ!!

出来ることなら…やりたくない。

ただ………これからもあったら……と思うと……

しない訳にはいかない。
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