不思議の世界~
1章
「…此処は?」
…森の中…?紫の花…ピンクの木…?まるで御伽話の世界見たい。
「君がAliceなのか…」
「Alice…?人間違いなんじゃ…?私は桃木莉音ですけど…?」
時計を腰にかけていてうさぎ耳の男性が此方へ聞く
「あぁ!君がAliceか!ようこそ!!」
「えっと…あ。。あなたは…?」
「僕のことは白兎とでも呼んでください」
そう言って彼は深くお辞儀をした。
「ようこそ!Alice!!ここはあなたが望んだあなたが愛される世界!」
「なんだハンプティー君も来てたのか~」
「愛される…世界…?そんなもの…望んでません!!」
心の中を見透かされたような気がして私は咄嗟に叫んだ。
その途端、白兎と名乗る男の顔が一瞬変わった気がした。
「まっ…まぁ突然の事だしびっくりしてるんだよ~。。さっ王女のところへ行こう!!」
「あ…分かりました。。」
「ごめんなさいね…びっくりさせるようなことを…」
隣にいたピンクの髪のハンプティーと呼ばれている女性が優しく謝ってきた。
「あっ…全然大丈夫ですよ!」
「ほんと?よかった…」
彼女は微笑み優しい笑顔で“私と友達になってくださらない?“と聞いてきた。
「友達…ですか。、」
友達はあまり好きじゃない。だがここで断るのも…
「友達です!ダメ…ですか?」
「いえ、なりましょう!!」
新しい世界の1人目のお友達が出来た。
その時から歯車は廻り始めた…
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