色ってどんなの?教えて。
『というわけだ。まぁ頼むぞ〜!続き始めろー』
「そうだったんだ…言ってくれていいのに。遠慮するなよ」
「知らなかった…そんな行動なかったから…もっと春野さんいつでも頼ってね。」
「助け合いこそ必要だろ!」
みんな口々に私に言ってくれた。嬉しかった。隣の川崎くんも"頼っていいよ、ごめんね"って言ってくれたんだ。
「川崎くん、空って何色?」
「青や水色だよ、昼間は。」
「そうなんだ、ありがとう。」
絵の具の文字を見て色を探す。
「まず、空描いて、…」
下書きして絵にしていく。
「次は海、海は?何色?」
「青、黒っぽい。」
「分かった、ほんとごめんね。こんなことさせちゃって…」
「えっ⁉︎何で⁉︎大丈夫だよ⁉︎気にしないで!別にいいから!ね?」
ふわっと笑ってくれた。初めて見た。
かっこいいなー。
メガネとると変わるみたいだ。
「えっ⁉︎////」
「ん?」
「あっ、いやっ、声出てる…///////」
「あっ、/////」
「ありがと。/////」
「/////」
もう一度ふわりと笑ってくれた。
恥ずかしい、声出てたなんて…///////
海を描いてどんどん足していく。
「虹は?」
「上から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫だよ」
「わぁ、多いねー…どれだろ?」
最後の方はつぶやくように言った。
あたふたしながら探す。見つけては塗る。出来上がったけれど色が分からずよくわかってない。いいのか、悪いのか…はて?
「川崎くん!できた!できたよ!」
「わぁ!すごいね。春野さんって絵すごい上手いんだね。」
「そうなの?ありがとう。川崎くんのおかげだね。…色見たいなー。」
「そう?ありがとう」
ボソッといった"色見たいなー"は聞こえなかったみたい。よかった。
聞こえてたら困らしてしまうから…
聞こえてなくてよかった。
こうして授業は終わった。
そして、私と川崎くんの絵はみんなや先生に勧められコンクールに出された。
「そうだったんだ…言ってくれていいのに。遠慮するなよ」
「知らなかった…そんな行動なかったから…もっと春野さんいつでも頼ってね。」
「助け合いこそ必要だろ!」
みんな口々に私に言ってくれた。嬉しかった。隣の川崎くんも"頼っていいよ、ごめんね"って言ってくれたんだ。
「川崎くん、空って何色?」
「青や水色だよ、昼間は。」
「そうなんだ、ありがとう。」
絵の具の文字を見て色を探す。
「まず、空描いて、…」
下書きして絵にしていく。
「次は海、海は?何色?」
「青、黒っぽい。」
「分かった、ほんとごめんね。こんなことさせちゃって…」
「えっ⁉︎何で⁉︎大丈夫だよ⁉︎気にしないで!別にいいから!ね?」
ふわっと笑ってくれた。初めて見た。
かっこいいなー。
メガネとると変わるみたいだ。
「えっ⁉︎////」
「ん?」
「あっ、いやっ、声出てる…///////」
「あっ、/////」
「ありがと。/////」
「/////」
もう一度ふわりと笑ってくれた。
恥ずかしい、声出てたなんて…///////
海を描いてどんどん足していく。
「虹は?」
「上から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫だよ」
「わぁ、多いねー…どれだろ?」
最後の方はつぶやくように言った。
あたふたしながら探す。見つけては塗る。出来上がったけれど色が分からずよくわかってない。いいのか、悪いのか…はて?
「川崎くん!できた!できたよ!」
「わぁ!すごいね。春野さんって絵すごい上手いんだね。」
「そうなの?ありがとう。川崎くんのおかげだね。…色見たいなー。」
「そう?ありがとう」
ボソッといった"色見たいなー"は聞こえなかったみたい。よかった。
聞こえてたら困らしてしまうから…
聞こえてなくてよかった。
こうして授業は終わった。
そして、私と川崎くんの絵はみんなや先生に勧められコンクールに出された。