隣 の セ ン セ イ 。
雨音「え…っと、ごめん、理解できない…
え?…浮気は、してなかったの?」
恭弥「…俺は雨音より薫さんが好きなんだ」
怜太「……ちょっと待てよ、黙って聞いてりゃさっきから!!
結局先輩が言ってることは、全部自分のことだけを考えた利己主義な言い訳じゃねえか!!!
いままでどんだけ雨音が先輩のこと──」
雨音「怜太っ!!!
……もう、いいから。ありがと。」
納得いかないというように顔をしかめた怜太を
目線でなだめてみる。
花純はどうしていいのか分からないみたいで、
さっきからずっと下を向いたまま顔を上げない。
雨音「恭弥の気持ちは分かった。
どうせ私達別れてるんだし、
好きにすればいいよ。
……私には、関係ないからねっ」
ピースサインをして元気を振りまいてみる。
そうすればこの場の空気が明るくなると思ったから。
………なのに、
私の心持ちはまるで晴れず、
それが影響しているかのように重く沈んだ空気は変わらない。
雨音「…外の空気、吸ってきます」
耐えかねて、私は店を出た。
え?…浮気は、してなかったの?」
恭弥「…俺は雨音より薫さんが好きなんだ」
怜太「……ちょっと待てよ、黙って聞いてりゃさっきから!!
結局先輩が言ってることは、全部自分のことだけを考えた利己主義な言い訳じゃねえか!!!
いままでどんだけ雨音が先輩のこと──」
雨音「怜太っ!!!
……もう、いいから。ありがと。」
納得いかないというように顔をしかめた怜太を
目線でなだめてみる。
花純はどうしていいのか分からないみたいで、
さっきからずっと下を向いたまま顔を上げない。
雨音「恭弥の気持ちは分かった。
どうせ私達別れてるんだし、
好きにすればいいよ。
……私には、関係ないからねっ」
ピースサインをして元気を振りまいてみる。
そうすればこの場の空気が明るくなると思ったから。
………なのに、
私の心持ちはまるで晴れず、
それが影響しているかのように重く沈んだ空気は変わらない。
雨音「…外の空気、吸ってきます」
耐えかねて、私は店を出た。