隣 の セ ン セ イ 。
雨音「…一ノ瀬さん、着替え終わりました」


恭弥「じゃあバッシングと洗い物頼んでいい?」


雨音「…はい。」






バッシング=お客様が帰った後のテーブルの片付け




最近全くやってなかった私には



ちょっとした力仕事。








―カランカラン






雨音「いらっしゃいませー」


恭弥「いらっしゃいませ!」


??「わぁ、ねえねえやっぱいいよこの雰囲気!クロッキー早くー!」


??「はぇーよ花純」






クロッキー、花純と呼び合うその声に、名前に、



聞き覚えがあった。







高校卒業して、私が恭弥と同棲を始めてから全く会わなくなった幼馴染み…。







雨音「花純…?怜太…?!」


花純「んぅ?


………え、まさか雨音?!」



怜太「え、まじで?雨音??」



雨音「わぁっ…久しぶり!!!



元気だった?!!




あっ、先に座る?



何飲む?カフェオレ??」



怜太「落ち着けよせわしねぇなwww


俺はブラックでいいわ」



花純「私カフェラテー♡」







少し大人ぶってみせるクロッキーこと黒木怜太と、




昔と変わらず女の子らしいふわふわとした雰囲気を漂わせる橘花純。






この二人は




私の大切な幼馴染み。








怜太「あ。一ノ瀬先輩」


恭弥「…やぁ、久しぶり」








高校は違ったけど、




よく恭弥も一緒に4人で遊んでいた時期もあったなあ……。
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