イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる
夏の夜風は涼しいけれど、ハンモックの中にいる二人には届かない。
俺達はそれでもハンモックの中から出たくはなかった。
俺は加恋の甘い匂いに酔いしれて、この繭の中で加恋を抱く事ばかり考えている。
きっと、俺より大人な加恋は、そんな俺を焦らして楽しんでいるみたいだ。
でも、加恋よ、大人をなめちゃいけない。
俺は俺の中の野獣を解き放った。
ハンモックの中で百万回のキスをした後、俺は加恋を抱えてベッドルームへ連れて行く。
お楽しみはここからだ。
百万回のキスよりも、最高の喜びを教えてあげよう。
30過ぎまで生きてきた俺の経験とテクニックと甘い蜜を惜しみなく加恋に伝授しよう。
俺という底なし沼から出られないように…
いや、抜け出す術が思い出せなくなるように…