イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる
加恋はシャワーを済ますと、最高の笑顔で俺の元へ現れた。
夏仕様の短めのショートパンツから真っ直ぐに伸びる真っ白な脚に、俺の思考は完全に加恋モードになる。
俺は今座っているデスク用の椅子を後ろに引き、加恋を俺の膝の上へ座らせた。
そして、ちょうどノートパソコンに映っている加恋がお世話になるはずの産婦人科のホームページを、スライド式にしてゆっくりと加恋に見せた。
「ここが明日行く産婦人科?」
俺は加恋を後ろから抱きしめながら、そのパソコンを操作する。
「そう…
この病院なら、大丈夫。
俺の世界一の情報能力がそう太鼓判を押してる」
加恋はそのホームページに映し出される病院の設備や部屋の感じを食い入るように見ていた。
俺は知り合いからメールで送ってもらった、その病院の超VIPの特別室の画像をクリックして開いてみる。
その特別室は、南国リゾートに建つホテルのスウィートルームのような、天井も高くベランダも不必要に広い。
もちろん、家族用の部屋も二部屋完備されていて、加恋の両親が泊ったとしても居心地よく過ごせる最高の間取りになっていた。