キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
いっつも後先考えず、ポロッと大切な事を言ったり見落としたりするんだろう……。
自分のアホさ加減に自己嫌悪する。


『じゃあ、アズの水着姿楽しみにしてるから!』

「ちょっ‼」


ツーツー―……

ダメだ、切れてる。
ってか、何の用だったの!?


パタリッ

そのまま何もする気力が湧かずベッドに倒れ込み、少しの間物言わぬスマホを眺めていたら今日の出来事を考えてるうちにいつの間にか夢の世界に行ってしまっていたみたい。






『アズの水着、エロい……』


陽亮の色っぽい顔が目の前にあり、艶っぽい声で囁く。

エッ!!?


スルリ――……
肩紐を下げられ、そのまま胸があらわになるまでに水着を下げられた。


恥ずかしくて陽亮から目を逸らし、自分の手で胸を隠そうとするけれど陽亮に静止させられる。


『隠さなくても綺麗だよ』


そう言われ、困ったような恥ずかしさで泣きそうな目でもう一度陽亮を見ると、陽亮は顔を俯かせ私の胸の辺りを見つめている。
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