キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
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「それで、あれから陽亮君から電話はあったの?」
夏休みに入り五日後。
今日はツバキとカエデは彼氏とデートの為、サクラと二人で水着を買いに出掛けた途中、暑さで焦げそうな体を冷ます為に入ったファーストフードの店で陽亮から電話があった事などを話していた。
「ううん。あれからは無い」
チューっとイチゴ味のシェイクを飲みながら、かれこれ一時間居座っている。
さすがの私も夢の事は話せないでいる。
妄想なのか、欲求なのか……。
違うもんっ‼欲求とかじゃ決してない!はず。
雑念を追い出すようにブンブン頭を振る私を、不思議な顔で見つめるサクラ。
「どうしたのアズサ」
「あっ……、イヤ何でもないよ」
アハハと笑ってごまかしてみる。
危ない危ない。
ハタから見れば危険人物の私を自分で制する。