キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
着くと、すごい長蛇の列。
こりゃサクラたちに先に行ってもらって正解だな。


列を順番に後ろから見ていくとサクラとカエデを発見。

でも、そこでもまたナンパを受けていて、しかもかなりしつこいみたいでカエデが切れ気味の顔をしている。


「ちょっと何なんですか?」


ツバキもいきなりの切れモード。
しかめっ面でナンパ男に喧嘩腰で参戦。


「あっ、ツバキ。聞いてよ‼この人たち、断ってるのにしつこくてさ~」


カエデはナンパ男が目の前にいるのにもお構いなしで、あからさまにウザそうに腕組みをし文句を言っている。


「この子たちも友達なの?ねーねー、俺ら暇なんだけど一緒に遊ばね~?水上スキーとかも出来るしさ~」


ナンパ男もナンパ男で、カエデの明らかなウザイオーラを無視して私とツバキにも声を掛けてきた。


「結構です。生憎私たちは暇じゃありませんので」


私も軽そうで、空気を読めない男が大嫌いで冷たく言い放つ。


「じゃあこっちの可愛い子はどう?」
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