キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
あまりの可愛さに思わず見惚れているというより凝視する。


その視線が痛かったのか美少女は不思議そうな顔をして、


「あの……、それじゃあホントにごめんなさい」


と言って、ペコリと頭を下げて小走りで行ってしまった。



少しの間、ぼーっと走り去っていくその子の後ろ姿を眺める。


あの子も新入生かな?
わからないけど、是非お近づきになりたい‼

んで、仲良くなれたらいいのにな~
だって、人生であれだけ可愛い子と出会えるチャンスなんて、そうそうない気がする。



あっ……

でも変な子だと思われたかも。
ちょっと見過ぎだったよね。


反省しつつ、私もあの子が走り去った後に続き、校舎の中へと入っていった。



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