キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
「江城は着替えて来なさい。鷹居は付き添ってやってくれ。菅野たちも着替えに行ったから」
どうりで二人の姿が見当たらない訳だ。
サクラがジャージをロッカーから出していると、クラス委員のユカちゃんがタオルを差し出していた。
「部活で使ってるやつだけど良かったら使って。まだ未使用だよ」
メガネっ娘なのにバレー部では一年ながらエースを務めるユカちゃん。帰宅部のサクラはタオルを持っていないから気を利かせて貸してくれたみたい。
サクラは遠慮がちに受け取り、洗って返すねとはにかみながらユカちゃんに笑顔を向けていた。
「近藤と田海」
不意に徳山先生がカエデとツバキを呼び、二人の顔に緊張が走った。
「「はい……」」
シンクロしながら二人は返事をする。
普段のカエデからは想像出来ないしおらしい声。
「お前達のやった事は褒められたものじゃない事はわかってるな?」
シュンと頭を下げ、じっと徳山先生の説教の続きを待つ。
「だが……まぁ、菅野と八尾が悪いのは明らかだから今回は見逃す。が‼次はきっちり罰を与えるから肝に命じておきなさい」
どうりで二人の姿が見当たらない訳だ。
サクラがジャージをロッカーから出していると、クラス委員のユカちゃんがタオルを差し出していた。
「部活で使ってるやつだけど良かったら使って。まだ未使用だよ」
メガネっ娘なのにバレー部では一年ながらエースを務めるユカちゃん。帰宅部のサクラはタオルを持っていないから気を利かせて貸してくれたみたい。
サクラは遠慮がちに受け取り、洗って返すねとはにかみながらユカちゃんに笑顔を向けていた。
「近藤と田海」
不意に徳山先生がカエデとツバキを呼び、二人の顔に緊張が走った。
「「はい……」」
シンクロしながら二人は返事をする。
普段のカエデからは想像出来ないしおらしい声。
「お前達のやった事は褒められたものじゃない事はわかってるな?」
シュンと頭を下げ、じっと徳山先生の説教の続きを待つ。
「だが……まぁ、菅野と八尾が悪いのは明らかだから今回は見逃す。が‼次はきっちり罰を与えるから肝に命じておきなさい」