キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて

私の驚きの声に数人のクラスメイトの視線が降り注ぐ。自分では気付かなかったが意外に大きな声を出してしまっていたらしい。



「同じクラスだったんだ」


その子も私の姿に気付いたらしく、可愛らしい声で話し掛けながら近付いてきた。



「さっきはホントにごめんね」


その子が目の前まで来ると私はもう一度謝った。


「ううん。気にしないで。自己紹介まだだったよね？私は江城サクラ。よろしくね」


ニッコリと笑った顔がとても印章的で、この子と一年間同じクラスなんだと思うととても嬉しかった。



さっきはまさか同じクラスだなんて思わず、もしもう一度出会えたら──と言えば大袈裟かもしれないが、まさかこんなに早く出会えるとは思っていなかったので、余計に喜びが込み上げてきた。