キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
私と陽亮は同じ大学を受験して合格を揃ってもらっている。


「サクラは保育士の勉強するために保育科のある短大。カエデは情報処理系でツバキは就職が決まってる」

「マジばらばらだな」


そう。学生を続ける私を含めた三人は会う機会なんていくらでもある。

でもツバキは親の薦めで春からは公務員になるから、時間が合わない可能性もある。
配属される課によっては土日休みじゃないって言ってたから。


「まー、その分今遊んでるんだからいいんじゃね?
俺との時間削ってさ……」


プクッと頬を膨らます陽亮。


「ゴメン遊ばせ」

「なんだよ、それ。ごまかすのかよコノヤロー」


私の乗るブランコのチェーンをぶんぶん揺らして小さな仕返しをする陽亮。


「キャハハハ!やめてよー」


「「「いちゃつき厳禁!」」」


えっ?えっ?
エェーー!?
< 237 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop