キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて


サクラの家から歩いて数分の場所にあるスーパー銭湯『湯の里』。

中に入りお金を払えば、温泉・サウナに入り放題。しかもムームー貸し出し付き!


「おおっ‼」


入れば南国ムード漂う、なんとも安っぽい絵が壁に描かれていて別の意味で感動する。


行き交う人はムームーを着た……おばちゃんばかり。田舎バンザイ!
若い子ばかりよりおばちゃんが多い方が気兼ねなく入れる。


脱衣所ではやっぱり隠さないカエデがお尻をパチンと叩き、オヤジみたいにさっさと浴場へ行く。


この場所で隠している方が目立つと思い、私も豪快に脱ぐ。ツバキは豪快なバディーだこと。


「サクラは……二年前と体型変わってない……ね?」

「あっ!人が気にしてることをー‼」


タオルは今回は巻いてなくて、裸で腕を振り回し私を追い掛けてくる。


「やっば‼Aダッシュだ」


追い付かれないよう浴場へBではなくAダッシュする私。


「Aダッシュ言うなッ‼
これでもBカップはあるもん‼‼」


浴場は普通に喋っていても反響するのに、サクラのBカップ宣言はその場にいた人全員を振り向かせた。
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