キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
サクラは二度大きな深呼吸をした後、その形の良い口を小さく開いた。
「夏休みに大揮君と旅行行こうって話してるの。それで、その時のアリバイ作りをお願いしたいなって……」
「りょ、旅行!?」
裏返った私の声は空気を震わせる。
パチパチと瞬きも止まらず、サクラの顔をまじまじ見つめてあんぐり開けた口はわなわなと震えた。
付き合い出したのは昨日。
それを聞いた時でさえ腰を抜かしそうだったのに、旅行へ行くと聞かされれば気を失いそうになる。
「あっ‼まだ決まったわけじゃないの!行きたいねって話してただけで……」
慌てて首と手を振り必死なサクラ。
その慌て振りが結構本気で行こうとしてるのが伝わる。
「よっしゃー‼‼」
カエデが手をテーブルにつき立ち上がり吠える。
「協力するよ‼ねっ、アズサ、ツバキ」
周りのお客が何事かと盗み見るのも気にしないカエデはやる気充分で、何故か一人炎を燃やす。
こうなったカエデはもう止まらない。
「夏休みに大揮君と旅行行こうって話してるの。それで、その時のアリバイ作りをお願いしたいなって……」
「りょ、旅行!?」
裏返った私の声は空気を震わせる。
パチパチと瞬きも止まらず、サクラの顔をまじまじ見つめてあんぐり開けた口はわなわなと震えた。
付き合い出したのは昨日。
それを聞いた時でさえ腰を抜かしそうだったのに、旅行へ行くと聞かされれば気を失いそうになる。
「あっ‼まだ決まったわけじゃないの!行きたいねって話してただけで……」
慌てて首と手を振り必死なサクラ。
その慌て振りが結構本気で行こうとしてるのが伝わる。
「よっしゃー‼‼」
カエデが手をテーブルにつき立ち上がり吠える。
「協力するよ‼ねっ、アズサ、ツバキ」
周りのお客が何事かと盗み見るのも気にしないカエデはやる気充分で、何故か一人炎を燃やす。
こうなったカエデはもう止まらない。