キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
カエデとツバキに目で合図をしてバッグの中から同時に出した物を差し出し、サクラの小さな手の中に収めた。
何だろうと言わんばかりにサクラは手を広げ、カサッと音を立てて一つ床に落ちた。
「っっ!?」
声にならない叫びをあげて開いた手をぐっと閉じた。
「それ、ないと困るでしょ?」
私も貰った餞別をサクラへも送る。
「いいいいらないよ」
私の胸に押し返すけど、またサクラの手の中に戻す。
「大切だよ、コレ」
「そーじゃなくて‼」
「じゃあ何?彼氏と旅行行くのに何もなしってことはないよ」
うううっとうめき声なのか涙声なのかを零し、私たちの押しに負けてサクラは自分のバッグの中に収めた。
「何もないとは思うけど」
説得力のない言い方はサクラも期待しちゃってるんだね。
「最後に盛り上がる曲みんなで歌わない?」
ツバキはもう曲目を決めてたみたいでリモコンで素早く番号を入れた。
何だろうと言わんばかりにサクラは手を広げ、カサッと音を立てて一つ床に落ちた。
「っっ!?」
声にならない叫びをあげて開いた手をぐっと閉じた。
「それ、ないと困るでしょ?」
私も貰った餞別をサクラへも送る。
「いいいいらないよ」
私の胸に押し返すけど、またサクラの手の中に戻す。
「大切だよ、コレ」
「そーじゃなくて‼」
「じゃあ何?彼氏と旅行行くのに何もなしってことはないよ」
うううっとうめき声なのか涙声なのかを零し、私たちの押しに負けてサクラは自分のバッグの中に収めた。
「何もないとは思うけど」
説得力のない言い方はサクラも期待しちゃってるんだね。
「最後に盛り上がる曲みんなで歌わない?」
ツバキはもう曲目を決めてたみたいでリモコンで素早く番号を入れた。