キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて

「なにお～‼それはこっちのセリフじゃん!」


拳を振り上げ、ツバキを殴る真似をするカエデ。

二人のやり取りを見ていたら、可笑しくなって思わずまた吹き出してしまった。


「二人共面白過ぎるよ～」


遂にはお腹を抱えて笑い出してしまった。二人も私につられて大笑い。何もそこまで笑わなくても……と思うくらい笑っている。


ホント変な二人。
でも、私もたぶん笑いすぎってくらいお腹が痛くなるくらいに笑ってしまった。

なんて言っても、箸が転がるだけで笑えるお年頃ですから。



少しおさまり、私が『クラスの他の子で知ってる子はいるの？』と聞くと、カエデが答えてくれた。


「一番後ろの窓際の席の小さい子。あの子も同じ中学出身だよ。しかも、私の近所に住んでる」


カエデの言葉を聞き後ろを振り返って見てみる。窓際に座っていて小さな子を探すと、そこにはサクラの姿があった。


「じゃあ、二人ともあの超美少女と友達なんだ‼」