キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
ダダダダーーン
ダダダダーーン
眩しい朝日がカーテンの外からサンサンと降り注ぐ暑い夏の朝。浅い眠りの中、不意に鳴ったメールの着信音で身体をびくつかせ跳び起きる。
陽亮のやつ……スマホの着うたまた勝手に変えたな‼
しかも、ベートーベンって……
まだ眠い眼を擦り、スマホへ手を伸ばす。
こんな朝っぱらから誰だろう?
《サクラ》
ディスプレイに映るメールを入れてきた相手を見て首を傾げながら内容を見てみる。
【サクラは大人になりました】
なっなっなっ……何これー!?
短いメールの内容は朝からテンションをハイにさせ、ベッドの上で身をよじる。
サクラってばこんな事朝からメール入れてくるなよっ‼こっちが恥ずかしいわ!
身体を起こし、ベッドの上で座りながら返信する。