キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
「辛い時は一緒に泣いてくれて、悲しい時は私の分まで涙を流してくれたよね。

明るい笑顔に励まされた時もあった。

迷った時導いてくれたこともあった。



なのに‼私はサクラに何一つお返し出来てないよ‼‼」


立っていられずしゃがみ込み、わき目も振らず子供のように声を上げて泣き出す。悲鳴のような泣き声を出し、自分だけれど自分じゃないみたいな感覚。


イヤだよ、サクラ‼
お別れだなんて信じられないよ‼

もう会えないなんて嘘でしょ?
充分驚いたからそろそろそこから出て来てよ……


だってタチの悪い冗談なんだよね?
だったら成功してるから、今なら許すから。……だからお願い。

サクラに会いたいよ……





うずくまりながら現実から逃げる私を、カエデとツバキが強い力で引っ張り上げる。


「もう少し頑張ろ?」


ツバキは涙を流しながらも強い視線で私を捉える。


「後悔したくないでしょ?」


鼻を啜りカエデからも励まされ、壊れかけた心のピースをツギハギでも不格好でも私は繋ぎ合わせる。
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