キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
それに、私とサクラのやり取りを聞いていたカエデとツバキの反応も気になった。

なんだか笑いを堪えているように見えるのは気のせい……?


サクラ……私たち友達だよね?
私には恋の話は出来ないの?二人には話せて、私には話せないの?そんなの寂しいよ……寂し過ぎるよ。

サクラが一向に話す気配がないので、私も黙り込んでしまう。



三人と一緒にいる時、たまにではあるけれど中学の時の話が出たりして少しだけ疎外感を抱いていた事もあり、なんだかとてつもなく悲しくなってきてしまった。


たしかに、私とサクラ達とは高校に入ってからの友達で出会って間もないけれど、親友と呼べるほど何でも話せてた。

でも、そう思っていたのは私だけだったのかも……。


私の知らない三人の時間があるのは仕方のない事。中学までの日々は、どうやったって私はいなかったのだから。


知らない事があるなんて、当たり前の事なのにどうしようもなく寂しくなってしまう。

< 48 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop