キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
わかってますとも。
普段、勉強する気全く無しで教科書を置いていってる私が悪いんだけど。


チラッとサクラを見ると、クラスでただ一人、席の移動がないようでのほほんと座っている。

ちょっと羨ましいけど、最後かもしれないこのイベントに一人取り残されるのは本人的には寂しいのかも。



やっとの事で、自分の席の場所までたどり着く。プチ旅行気分だ。

まだみんなが移動し終えてないので、とりあえず椅子に座りホッと一息付く。



そう言えば、お隣りさんって誰だろう?
前の席の子も知らないな……。

角席だから、喋れる子は二人だけなのに今更気付く。自分の事ばっかりで、ご近所さんの事なんて気にしてなかった。


徳山先生も列毎に男女を別ける方法を取らなかった為、隣や前が男か女かもわからない。


出来たら、ノリの良い子カモン‼‼
オタクの雰囲気丸出しの小倉クン(確かそんな名前だったハズ)や、無愛想な三谷サン(こちらも定かではない)はご遠慮願いたい。
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