キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
やっぱやめよ‼こんな場所でご飯食べるの。

慌てて引き返そうとすると、

『アン……。もう陽亮ってばぁ……、そんなに焦らないでよ』


――ん?陽亮??
しかもこの艶っぽい声って絶対幽霊じゃない‼

またもや恐怖心より興味津々な気持ちが勝ってしまい、足が勝手に声のする方へと向かってしまう。


そーっと足音を立てないように、その声の正体を見ようと近付いてみる。踊り場のところで顔をそっと出し、上を見上げてみた。


そこには思った通り屋上の扉があったけれど、私の目に入ったものはそんな事はどうでもよくなるような光景。

ンガッ‼‼


そこには、扉を背にした栗生陽亮と見知らぬ女の子の姿。というか、女の子の顔見えないし‼


女の子は陽亮に迫る形で、陽亮の首に手を回し首筋にキスをしている。

陽亮もそれに応えるように女の子の首筋にキスをして右手は頭を撫でる様に動かし、左手は女の子のヒップに置かれていやらしく動いている。
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