キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
「『あんな事』って何?それにアンタじゃなくて陽亮‼」


コイツ絶対面白がってる。
だって私が慌てるそぶりを見せると、目が意地悪く光るもん。

顔もニヤついてますから‼‼


だいたい、あんな場面見られたってのに余裕こいたこの顔は何よ!?

だんだん腹が立ってきた。
陽亮に対してもだけど、陽亮に振り回されてる自分に対しても。


「とにかく!この話はおしまい‼私も忘れるから陽亮も忘れて」


怒り口調の私。
というか、冷た過ぎか?ってくらいで言ってやった。


「やっと陽亮って呼んでくれた、それにしてもアズは照れ屋サンなんだね~。マジ可愛い‼」


コイツには場の空気ってものが読めんのか!?

明らかに怒ってる私の言い方もものともせず、可愛いなんて吐かしやがったよ。



でも……可愛いなんて初めて言われたから照れてしまう。

って、ちがーう‼絶対からかってる。
やっぱコイツ嫌いだ……。
からかうにも程があるよ‼‼
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