キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
「わりぃ。ちょっといい?」
悪いと思ってるなら、話し掛けるな‼
とは言えず、少しだけ(ホンットに少しだけ)教科書から目を離し、陽亮に顔を向ける。
「何?」
素っ気なさ過ぎな私の返事。
自分でもわかってはいるが、相手が陽亮だしせっかく頭に入った公式たちが頭から出て行ってしまいそうで、他の事を考える余裕がない。
「あのさ、スマホ持ってない?オレ、今日忘れちゃって…。持ってたら貸して欲しいなーなんて」
なんで私の?自分の友達とかに借りればいいじゃん。
そうは思ったけど、疑問は目の前の公式だけで充分。
鞄からスマホを取り出し『はい、どーぞ』と言い、陽亮に渡す。
「ありがと‼恩にきる」
恩にきらなくていいから、今は私をそっとしておいてくれー‼
陽亮は私のスマホで、番号を打ち込み誰かにかけている様子。
でも、そんな陽亮をほっといて、教科書を読み返すのに集中する。
えっと……。
何でこのY=Xなの?YはYのままでいいじゃん‼
もう!この曲線が憎い‼
曲線があるのに直線もあるなんて理解不能‼誰だよ、こんなの考えたやつは。○○の法則とか良くわかんないし‼‼
悪いと思ってるなら、話し掛けるな‼
とは言えず、少しだけ(ホンットに少しだけ)教科書から目を離し、陽亮に顔を向ける。
「何?」
素っ気なさ過ぎな私の返事。
自分でもわかってはいるが、相手が陽亮だしせっかく頭に入った公式たちが頭から出て行ってしまいそうで、他の事を考える余裕がない。
「あのさ、スマホ持ってない?オレ、今日忘れちゃって…。持ってたら貸して欲しいなーなんて」
なんで私の?自分の友達とかに借りればいいじゃん。
そうは思ったけど、疑問は目の前の公式だけで充分。
鞄からスマホを取り出し『はい、どーぞ』と言い、陽亮に渡す。
「ありがと‼恩にきる」
恩にきらなくていいから、今は私をそっとしておいてくれー‼
陽亮は私のスマホで、番号を打ち込み誰かにかけている様子。
でも、そんな陽亮をほっといて、教科書を読み返すのに集中する。
えっと……。
何でこのY=Xなの?YはYのままでいいじゃん‼
もう!この曲線が憎い‼
曲線があるのに直線もあるなんて理解不能‼誰だよ、こんなの考えたやつは。○○の法則とか良くわかんないし‼‼