“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから
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この世の中はどんどん便利になっていき、
それは僕にとっての追い風となる。
インターネットの地図検索をすれば、
ただ単に周辺のマップが出るだけで無く、
実際の写真が出て、まるでそこを歩いているかのように周辺をくまなく確認することが出来る。
家の中にいながら、
どこで殺すかの下見。
僕はいつもこうして下見の下見をしてから、実際にそこを歩いて下見をする。
殺している最中が一番楽しいが、
こうやって準備をする時間もとても楽しい。
僕に殺されることも知らずに、
今日もターゲットは自分でも気付かない癖をしながら、
無意識にいつも通っているルートを選択している。
計画は順調に進んでいる。
あとは実行する日取りを決めていかないと。
天気、その曜日の特徴、時間帯による人通りの有無。
「~♪~♪」
今夜も僕は好きな歌を口ずさむ。