“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから
野崎が取ってきたカルテを俺に差し出してきた。
「・・いいんですか?
カルテを部外者に見せても・・?」
「これも捜査協力になるでしょう・・。
それは、佐々木さんのカルテですから・・・。」
「!?」
「ある日、思い切ってあの子に疑問をぶつけてみました。
“僕で良かったら力になりたい”
純粋にそう思ったから・・・。」
カルテを見ると、
確かに佐々木チヒロのものだった。
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「彼女はこの病院のスタッフであると同時に・・あなたの患者でもあったんですね・・。」
「・・・・はい・・。」
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