“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから

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「いよいよ今日っすね。」


指折り数えた日をついに迎え、
思わず隣に座る同僚の早苗さんに声を掛ける。


「どんな顔して来るんだろうねあのお兄さんは。」

あまり大きくは出さないけど、

早苗さんもその表情からあの人の帰還を楽しみにしていることが覗えた。