“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから


やっぱり予想通りだ。


迫田殺しの容疑者として最初に名前が上がり実際に聞き込みをしたので、

少なくとも誰かうちの捜査員の名刺は財布に入れていると思っていた。





「・・・真田さんの名刺は無さそうですね。すみません、お手間取らせました。」


「いえ大丈夫です。」



一旦外に出したカード類を再び財布にしまって父親に返すと、

今度こそ早苗さんと一緒に家を出た。



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