“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから
第3章

第3章






真田さんと共に野崎心療クリニックへと向かう道すがら、

早速早苗さんからこの病院についての情報が送られてきた。


「野崎心療クリニック。
院長は野崎 マサアキ。
小さな佇まいだが評判は良さそうだ。」


助手席に座る真田さんがスマホを眺めながら俺へと共有してくれる。




「・・・・・・・・。」


「・・・どうしました?」


「・・なるほどな。

この病院は犯罪被害者への心のケアを積極的に行っているらしい。

一部の病院関係者や警察関係者でも推奨されている病院の一つってさ。」


「・・どんな男でしょうね・・。」


「今日のところは顔見せ程度にしておくか。」


「建前はどうします?」


「・・・小西悪いけど・・・。」



真田さんの提案にかなり罪悪感が芽生えたけど、捜査の為には致し方ない。


野崎心療クリニックへと進む。








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