白馬の王子は待ちません

今日の同窓会。
それなりに、期待を持ってやって来た。

よく言うじゃない。
昔好きだったんだぞーみたいな、告白とか。
そこから、付き合いが始まったりなんて…
あるかも!って、思いながら来ただけに。

この残念感、どうしたらいいの?

し、知らないわよ…。

ちいちゃんは、同じ独身として
なんとも思わないの?

あ、あたし?
あたしは…まだ結婚はいいかなぁって
思ってるからなあ…。


だって!あたしたち、もう33よ?
ギリギリよ?!


何が?


結婚適齢期よ!!
子供産むの体力いるみたいだし…。


あー。そうね。まあ、そうかも。


でしょ?どうする?


どおって言われてもなあ…。

あたしは、この嘆き主、ヒカルの焦りは
そんなに同意できない。

子供というものに、あまり興味が無いから。
母性が無いのかなあ…。
どちらかと言うと、自分のペースをみだす厄介な存在になると予想しているから…かな。


彼氏というか、男友達というか…

仕事の都合がお互い合う時に、
たまに会って、たまに抱かれる人はいる。

そんな関係が、心地よく感じてる。


だって、彼はバツイチ。
不倫では無いけど…子供がいる。


結婚したら…あたしはいきなり一児の母。


…想像が出来ない。
それが、あたしの現実。


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