キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
「本当に聞きたい?
嫌な思いや悲しい思いを……するかもしれないよ?」
それでも聞かないと!
それで……もしもその事が今回の原因だったら………
家族として………やっぱり謝らないといけないと思う。
「強くなったね。」
そう笑って唯を向き合うように膝に座らせて
「あのね。この前…………」
ブーブー、ブーブー
マナーモードにしていた先生の携帯が、バイブで知らせる。
「ちょっとごめん。」
唯に謝って携帯を開くと
「はい。えっ!分かりました。」と電話応対している。
園からかな??
邪魔にならないように膝から下りたところで、電話は切れ
「犯人が捕まったって。
唯ちゃんの言ってた女の人じゃない。
ただ………あまりいいニュースでもないけど………。」
そこまで聞くと……気が抜けて崩れ落ちた。
直ぐに抱き止めた先生にしがみつくと………
安堵となんとも言えない感情に…………涙が溢れる。
先生………直ぐに向かいますって言ってたのに…………
離れないといけないって思ってるのに……1度すがってしまうと
その手を放すことができない。
直ぐ携帯を取り直した先生が、再び電話をかける。
「悪い、コウ。園長から電話がきた?
ちょっと手が離せないから……先に行って対応してて。
うん、唯ちゃん。30分くらいしたら行く。」って……
「あの……ごめんなさい。先生……行って!」
唯のワガママで先生はもちろん、園長先生やコウ君にも迷惑をかける。
「大丈夫。もう犯人は捕まったんだから、ちょっとくらい遅くなってもいいよ。
それに、俺の話しもまだ途中だし。
今はこっちが大事!」って……再びギュッとしてくれる。
「さっき言いかけたんだけど……犯人が……知り合いだった。
……………………………恭子先生。
唯ちゃんにはショックなことだから………落ち着くまでいるよ。」
えっ!…………………恭子先生?!
嫌な思いや悲しい思いを……するかもしれないよ?」
それでも聞かないと!
それで……もしもその事が今回の原因だったら………
家族として………やっぱり謝らないといけないと思う。
「強くなったね。」
そう笑って唯を向き合うように膝に座らせて
「あのね。この前…………」
ブーブー、ブーブー
マナーモードにしていた先生の携帯が、バイブで知らせる。
「ちょっとごめん。」
唯に謝って携帯を開くと
「はい。えっ!分かりました。」と電話応対している。
園からかな??
邪魔にならないように膝から下りたところで、電話は切れ
「犯人が捕まったって。
唯ちゃんの言ってた女の人じゃない。
ただ………あまりいいニュースでもないけど………。」
そこまで聞くと……気が抜けて崩れ落ちた。
直ぐに抱き止めた先生にしがみつくと………
安堵となんとも言えない感情に…………涙が溢れる。
先生………直ぐに向かいますって言ってたのに…………
離れないといけないって思ってるのに……1度すがってしまうと
その手を放すことができない。
直ぐ携帯を取り直した先生が、再び電話をかける。
「悪い、コウ。園長から電話がきた?
ちょっと手が離せないから……先に行って対応してて。
うん、唯ちゃん。30分くらいしたら行く。」って……
「あの……ごめんなさい。先生……行って!」
唯のワガママで先生はもちろん、園長先生やコウ君にも迷惑をかける。
「大丈夫。もう犯人は捕まったんだから、ちょっとくらい遅くなってもいいよ。
それに、俺の話しもまだ途中だし。
今はこっちが大事!」って……再びギュッとしてくれる。
「さっき言いかけたんだけど……犯人が……知り合いだった。
……………………………恭子先生。
唯ちゃんにはショックなことだから………落ち着くまでいるよ。」
えっ!…………………恭子先生?!