キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
そう言い聞かせてきたけど………
「はぁ~っ。
今日はここまでにしませんか。
このまま先生と一緒に、仕事なんて出来ないので。
………仕事が終わったら、お時間もらえますか?」
目線一つ合わせることなく……
言いたい事を言うと……席をたって部屋に向かった。
主任先生から"大丈夫?"と送られてきた眼差しに
笑顔一つ返して、流しに向かう。
泣いたって……どうしようもないのに……
一人になると涙が溢れてくる。
先生と離れることなんて出来ない。
でも…後半年………二人でやっていくには長すぎる。
先生と付き合ったままの唯を……
咲ちゃんが受け入れてくれるとは思えない。
もう少ししたら…子供達も夏休みを明けて……登園してくる。
後数日。
その時までに、今の状態を変えておかないと
子供達にも悪い影響を与えてしまう……
気持ちばかり焦って、何をどう考えたら良いのか分からなくなってくる。
「唯先生。…………………何かあった?」
低い男の人の声。
先生とは違う、柑橘系の香りが漂う。
「ううん。何でもないよ。」
泣き声を隠すことは無理だけど……
せめて泣き顔は見られないように、下を向いて答えた。
「アイツ……。
何があったか知らないですけど……あの態度は許せないです。
俺で力になれる事があったら……まぁ~頼りないですけど……
何かあったら言って下さいね。
一応アイツとは同期なんで……注意くらいは………」
「ダメ!!……注意なんてしなくていい。
………ありがとう。
でも…ホントに良いから。………咲ちゃんは悪くないから…………。」
「……………………………………。」
「はぁ~っ。
今日はここまでにしませんか。
このまま先生と一緒に、仕事なんて出来ないので。
………仕事が終わったら、お時間もらえますか?」
目線一つ合わせることなく……
言いたい事を言うと……席をたって部屋に向かった。
主任先生から"大丈夫?"と送られてきた眼差しに
笑顔一つ返して、流しに向かう。
泣いたって……どうしようもないのに……
一人になると涙が溢れてくる。
先生と離れることなんて出来ない。
でも…後半年………二人でやっていくには長すぎる。
先生と付き合ったままの唯を……
咲ちゃんが受け入れてくれるとは思えない。
もう少ししたら…子供達も夏休みを明けて……登園してくる。
後数日。
その時までに、今の状態を変えておかないと
子供達にも悪い影響を与えてしまう……
気持ちばかり焦って、何をどう考えたら良いのか分からなくなってくる。
「唯先生。…………………何かあった?」
低い男の人の声。
先生とは違う、柑橘系の香りが漂う。
「ううん。何でもないよ。」
泣き声を隠すことは無理だけど……
せめて泣き顔は見られないように、下を向いて答えた。
「アイツ……。
何があったか知らないですけど……あの態度は許せないです。
俺で力になれる事があったら……まぁ~頼りないですけど……
何かあったら言って下さいね。
一応アイツとは同期なんで……注意くらいは………」
「ダメ!!……注意なんてしなくていい。
………ありがとう。
でも…ホントに良いから。………咲ちゃんは悪くないから…………。」
「……………………………………。」