キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
大切な人
ミーティングが中止になったから
午前中思うように進まなかった、お部屋の用意をしようと
部屋に向かったら……
隣の部屋から、賑やかな声が聞こえてきた。
…………何だろう??…………
いつもなら『楽しそうだね!』って行くんだけど
今は、気になりながらも……部屋の片付けをしていた。
『ちょっと、唯ちゃんだって苦しいんだからね!』
『先生が選んだんだから、仕方ないでしょう。』
『やっと付き合えるようになったのに…』って
!?
今……唯ちゃんって言った??
この声って………四人と咲ちゃんだよね??
これ以上咲ちゃんが苦しむのは嫌だから、慌てて隣の部屋に行くと……
「私だって、ずっと好きだったんです。
でも……
森先生が唯先生を好きになったのなら…仕方ないって分かってます。
そこを強引に『私を見て下さい!』って言うつもりなんてないんです。
ただ、旅行の時…二人は付き合ってたんですよね?
なのに『私が好きだ』って言っても笑ってて………。
付き合ってるって言ってくれたら良かったじゃないですか。
裏切りです!!私を笑ってたんですよ!」
「それは違うよ。唯ちゃんも苦しんでたの!園にバレる訳にはいかないから。」
「咲の気持ちを聞いて悩んでたんだから。」
「あの子が、咲の事を笑う訳ないでしょう。
本当は咲だって………分かってるんだよね。」
「…………………………ズルい。…………唯先生…………ずるいよ。
いつも沢山の人に………守ってもらって。
…………どうして……あの人ばっかり………周りに庇われるんですか?……
私………知ってるんです………………。
…………彩先生の気持ち…………。
先生も………森先生のこと………………好きですよね?」
あちゃ~って顔をする、海晴ちゃん。
梓ちゃんと夏苗ちゃんは………びっくりして目を見開いてる。
彩ちゃんは……………
「だから?」って……………
午前中思うように進まなかった、お部屋の用意をしようと
部屋に向かったら……
隣の部屋から、賑やかな声が聞こえてきた。
…………何だろう??…………
いつもなら『楽しそうだね!』って行くんだけど
今は、気になりながらも……部屋の片付けをしていた。
『ちょっと、唯ちゃんだって苦しいんだからね!』
『先生が選んだんだから、仕方ないでしょう。』
『やっと付き合えるようになったのに…』って
!?
今……唯ちゃんって言った??
この声って………四人と咲ちゃんだよね??
これ以上咲ちゃんが苦しむのは嫌だから、慌てて隣の部屋に行くと……
「私だって、ずっと好きだったんです。
でも……
森先生が唯先生を好きになったのなら…仕方ないって分かってます。
そこを強引に『私を見て下さい!』って言うつもりなんてないんです。
ただ、旅行の時…二人は付き合ってたんですよね?
なのに『私が好きだ』って言っても笑ってて………。
付き合ってるって言ってくれたら良かったじゃないですか。
裏切りです!!私を笑ってたんですよ!」
「それは違うよ。唯ちゃんも苦しんでたの!園にバレる訳にはいかないから。」
「咲の気持ちを聞いて悩んでたんだから。」
「あの子が、咲の事を笑う訳ないでしょう。
本当は咲だって………分かってるんだよね。」
「…………………………ズルい。…………唯先生…………ずるいよ。
いつも沢山の人に………守ってもらって。
…………どうして……あの人ばっかり………周りに庇われるんですか?……
私………知ってるんです………………。
…………彩先生の気持ち…………。
先生も………森先生のこと………………好きですよね?」
あちゃ~って顔をする、海晴ちゃん。
梓ちゃんと夏苗ちゃんは………びっくりして目を見開いてる。
彩ちゃんは……………
「だから?」って……………