キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
「ねぇ~先生。
朝……別れたいって言ったら『分かった』って言ったでしょう?
……………でも………待っててくれるの?」
「分かったのは……唯ちゃんの言いたいこと。
『辛い』って気持ちが分かったの。
別れることを、了承してないよ。
あのまま会話を続けてたら……感情を抑える自信がなかったからね。
納得してないけど……話しを終わらせたの。」
「そっかぁ~。
唯ね、勝手だけど………
別れをアッサリ受け入れられて……ショックだったの。
二人の愛情って……そんなものだったのかな?って…。」
「ウチの姫様は、相変わらずワガママだよね。
その言葉……そっくり返すよ!」って笑ってた。
「そう言えば、昨日は何処に外泊したの?
尋ちゃんのところにも行ってないでしょう?」
「……………………………あのね。…………………あの………ネットカフェ…………。」
「………………はぁ?!」
急に……低い声が響く。
怒るよね?……うん、怒る。
だって…カフェって言うから……あんな感じって…思わなくて……。
「あのね………。あの…。
1度お家に帰ったんだけど…………真っ暗で。
ちょっと前までは………一人でも大丈夫だったんだけど……。
この頃いつも先生と一緒だったでしょう?……だから怖くて……
一人で入る勇気がなかったの。」
「はぁ~っ…………。」
大きなため息の後
「オレなしでって言うのは……嬉しいけど。
一人が怖くてネットカフェって言うのは…。
昨日は……四人の話しが聞きたくて、ここに来るのがちょっと遅くなったからなぁ。
い~い?ああいうところは、かえって危ないの。
女の子が一人で…………って……。」
「うん。………怖かった。怖くて一睡も出来なかった。」
「ねむり姫でも??」
「うん。」
「もう寝なさい。」
頭を撫でて寝かしつけてくれる。
「先生……足が痛くなるよ………。
先生も………寝ないと…………つか………れ……るよ……………………。」
泣きつかれたせいか………先生の側だからか…………
頭を撫でられる心地よさに………瞼が落ちる。
「おやすみ。」
いつかソファーで聞いた優しい言葉に……重たい瞼は完全に落ちた。
朝……別れたいって言ったら『分かった』って言ったでしょう?
……………でも………待っててくれるの?」
「分かったのは……唯ちゃんの言いたいこと。
『辛い』って気持ちが分かったの。
別れることを、了承してないよ。
あのまま会話を続けてたら……感情を抑える自信がなかったからね。
納得してないけど……話しを終わらせたの。」
「そっかぁ~。
唯ね、勝手だけど………
別れをアッサリ受け入れられて……ショックだったの。
二人の愛情って……そんなものだったのかな?って…。」
「ウチの姫様は、相変わらずワガママだよね。
その言葉……そっくり返すよ!」って笑ってた。
「そう言えば、昨日は何処に外泊したの?
尋ちゃんのところにも行ってないでしょう?」
「……………………………あのね。…………………あの………ネットカフェ…………。」
「………………はぁ?!」
急に……低い声が響く。
怒るよね?……うん、怒る。
だって…カフェって言うから……あんな感じって…思わなくて……。
「あのね………。あの…。
1度お家に帰ったんだけど…………真っ暗で。
ちょっと前までは………一人でも大丈夫だったんだけど……。
この頃いつも先生と一緒だったでしょう?……だから怖くて……
一人で入る勇気がなかったの。」
「はぁ~っ…………。」
大きなため息の後
「オレなしでって言うのは……嬉しいけど。
一人が怖くてネットカフェって言うのは…。
昨日は……四人の話しが聞きたくて、ここに来るのがちょっと遅くなったからなぁ。
い~い?ああいうところは、かえって危ないの。
女の子が一人で…………って……。」
「うん。………怖かった。怖くて一睡も出来なかった。」
「ねむり姫でも??」
「うん。」
「もう寝なさい。」
頭を撫でて寝かしつけてくれる。
「先生……足が痛くなるよ………。
先生も………寝ないと…………つか………れ……るよ……………………。」
泣きつかれたせいか………先生の側だからか…………
頭を撫でられる心地よさに………瞼が落ちる。
「おやすみ。」
いつかソファーで聞いた優しい言葉に……重たい瞼は完全に落ちた。