キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
再び始まったキスは…
『雨を降らせるように』って言葉がピッタリな程………
唇はもちろん目尻やオデコ、ホッペに鼻と……沢山のキス。
触れあうだけのキスだけど………
初めての唯には十分刺激的で
涙が浮かび始めた頃………ようやく解放してもらえたの。
「………ヒッ…………ヒック。
…………………先生~……………………もぅ、ヤダ………ック………
怖かった……………………ヒッ……………よぅ~………ヒック。」
先生に、顔を埋めて……泣き始めた唯の頭を撫でながら、
「ごめん。……………意地悪し過ぎた。」
笑う先生の瞳は、いつもと変わらない優しいもの。
「今回は………本気で、こたえたんだ。
……………『別れたい』って言われたら………
本気じゃないって分かってても、やっぱり、ショックだしね。
何が原因か分からないから……どう手を出していいか……悩んだんだ。
ホント…………………参ったぁ~。
後、何日か……この状態が続いてたら………多分オレ…………キレてた。
………………………ねぇ~唯ちゃん。
初めての恋に……戸惑うことも、いっぱいになることも………あると思う。
それでも…………オレが居ることを………覚えておいて。
恋は二人でするものだから。
一人で………諦めたり、逃げたりしないで………。
たとえ別れるにしても………二人で話し合って、納得してからね。
まぁ~もう……2度と『別れたい』なんて言わさないけどね!」
「あのね。唯だって……別れたくなかったの。
咲ちゃんには申し訳ないけど……何を言われても先生と離れる気はなかった。
………咲ちゃんには、あきらめてもらおうと………思ってた。
でもね、彩ちゃんのことは………どうしらいいか分からなくなってしまって。
先生を譲ろうと思って………『別れたい』って言った訳ではないよ。
ただ……自分だけ幸せな顔をして過ごせないって思ったの。
彩ちゃんは……………大切な………人だから。
先生と離れたくない。
でも『一人だけ幸せになれない』って考えると……ドンドン分からなくなって…
先生に相談したかったけど、
彩ちゃんの気持ちを……唯が勝手に伝えるなんて出来ないから………。
だって、彩ちゃんは唯にだって知られたくなかったんだよ。
だから……逃げてるって言われたら……そうなんだけど……
別れる以外………頭に浮かばなかったの。」
「うん。分かってるよ。
彩先生に聞いて、唯ちゃんの考えてた事が分かったの。
だから……迎えに行ったでしょう。」
「うん……ごめんなさい。
………でもね。……………先生だって、悪いんだよ!」
「オレ?!」
「うん!………だって………………モテ過ぎだよ!!!」
『雨を降らせるように』って言葉がピッタリな程………
唇はもちろん目尻やオデコ、ホッペに鼻と……沢山のキス。
触れあうだけのキスだけど………
初めての唯には十分刺激的で
涙が浮かび始めた頃………ようやく解放してもらえたの。
「………ヒッ…………ヒック。
…………………先生~……………………もぅ、ヤダ………ック………
怖かった……………………ヒッ……………よぅ~………ヒック。」
先生に、顔を埋めて……泣き始めた唯の頭を撫でながら、
「ごめん。……………意地悪し過ぎた。」
笑う先生の瞳は、いつもと変わらない優しいもの。
「今回は………本気で、こたえたんだ。
……………『別れたい』って言われたら………
本気じゃないって分かってても、やっぱり、ショックだしね。
何が原因か分からないから……どう手を出していいか……悩んだんだ。
ホント…………………参ったぁ~。
後、何日か……この状態が続いてたら………多分オレ…………キレてた。
………………………ねぇ~唯ちゃん。
初めての恋に……戸惑うことも、いっぱいになることも………あると思う。
それでも…………オレが居ることを………覚えておいて。
恋は二人でするものだから。
一人で………諦めたり、逃げたりしないで………。
たとえ別れるにしても………二人で話し合って、納得してからね。
まぁ~もう……2度と『別れたい』なんて言わさないけどね!」
「あのね。唯だって……別れたくなかったの。
咲ちゃんには申し訳ないけど……何を言われても先生と離れる気はなかった。
………咲ちゃんには、あきらめてもらおうと………思ってた。
でもね、彩ちゃんのことは………どうしらいいか分からなくなってしまって。
先生を譲ろうと思って………『別れたい』って言った訳ではないよ。
ただ……自分だけ幸せな顔をして過ごせないって思ったの。
彩ちゃんは……………大切な………人だから。
先生と離れたくない。
でも『一人だけ幸せになれない』って考えると……ドンドン分からなくなって…
先生に相談したかったけど、
彩ちゃんの気持ちを……唯が勝手に伝えるなんて出来ないから………。
だって、彩ちゃんは唯にだって知られたくなかったんだよ。
だから……逃げてるって言われたら……そうなんだけど……
別れる以外………頭に浮かばなかったの。」
「うん。分かってるよ。
彩先生に聞いて、唯ちゃんの考えてた事が分かったの。
だから……迎えに行ったでしょう。」
「うん……ごめんなさい。
………でもね。……………先生だって、悪いんだよ!」
「オレ?!」
「うん!………だって………………モテ過ぎだよ!!!」